laut evento 2【オリジナル小説】

テンバカ組 lautevento オリジナル
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あれから一夜明け、森へ行く準備を整える中セインが声を上げた

「やっべぇ!!ハイガーレ・改忘れた」

「ああ!?改じゃねぇのは……持ってるよな?勿論……」

「ごめん。ガーレしかない」

「アホか!!!!」

彼らが騒いでいる理由はセインが“ハイガーレ・改”を忘れたからである
ハイガーレ・改とはこの世界に置いて、重要な回復薬の事であり、ハイガーレは“改”になる前のすこし強力な回復薬で、ガーレは少しだけHPが回復する回復薬のことである

「たく、調合分はあるから今ここで調合しろ!」

「はーい」

ハルタは面倒見が良いのかセインにガーレからハイガーレに進化する為に必要な他の薬草などを渡す

「おお!ありがと!!」

セインは目を輝かせながら調合を始めた



森に入り数分、奥深くまで入ったが未だにセインの村を荒らしていった魔物の姿は見られない

「んー。レベルだけが上がってく……」

セインは段々と疲れてきてるのか彼が愛用している両手剣、ハイレーツガレンといちょっと高級な物を引き摺って歩いている

「お前な……」

ハルタは一見、普通の片手剣に見えるが実は凄く強力であり彼の故郷からここまでそれ1本と磨石だけで来たと言っても過言ではない。
フォルテューネソードという剣を肩に担いでいる

「この辺だって情報なんだけどなぁ」

「いねぇぞ?」

セインが手にしている使い始めたばっかりの筈だがよれよれのクエスト手帳を開き、地図を確認する

「それか、とっくのとうに他の島か大陸に移動したかだな」

「そんな筈はない!!アイツは数10年もこの島に居座り続けてんだ。それにギルド長が言ってた。アイツはここの島の気候が生態に合ってるからこの島から出るはずは無いって!」

セインはこれでもかという程真剣な表情をしてハルタに説明をする

「ちょっと待て、セイン!お前なんでそんなに今回の魔物について詳しいんだ?家族か誰か殺られたのか?」

ハルタがそうセインに聞くとセインは顔を俯かせる

「たく……。今回の討伐はお前の復讐に近い何かでもあるって訳か。まあ、良い。一緒に討伐するか」

そう言うとセインは目を見開き、“良いのか?”と言いたげな表情でハルタを見つめる

「良いに決まってん……っと。お出ましのようだぜ。セイン」

良いところで遮られたからかハルタは少し額に血管を浮かべながらもフォルテューネソードを構えた

「ん」

セインは真剣な表情になり、ハルタと同様ハイレーツガレンを構えた

色見草 (暴走注意報)


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