最近の趣味
Rang le plus élevé : 1 , Mis à jour: 12 janv. 2026 19:11:28
AIに夢小説を書かせるのにハマっている。
夢小説の本文を書かせる、というよりその骨子を作らせている。こっちは、簡単な設定とか大まかな流れを送信すればいい。
私「こんにちは。ヤンデレ夢小説の骨組みを書いてほしいんです、狂気的で救いがないヤツを。」
私「物語は、暴力的な男の目線で進みます。」
……
私「二人の力関係は逆転します。もはや男は、それを拒みません。肉食昆虫の雄が、雌に喰われるような。自然に倣った倒錯があります。」
私「最終的に、二人は心中します。」
私「情死だ、情死!死によって愛は永遠のものとなるのです、非常にクラシカルな様式美。ロミジュリもそうだし、歌舞伎とか浄瑠璃の伝統も踏襲しています。べらぼうに甘美なのを頼みますぜ、旦那!」
……
AI「ヒ、ヒィィ……!キャ、キャラの死亡描写、ダメダメ、無理無理無理。
あ、あの、心中させないほうがいいと思う!両者を生存させるけど、読後の後味が悪いという程度に譲歩すべきだよ。死ネタは倫理的にダメなんだーーーーッッ、うわーーーーっ!!(土手を転げ落ちる)」
私「この……ハピエン厨め。」
AIの頑なすぎる倫理観にドン引きしつつも、彼/彼女との会話のなかで、私の側にも非があるような気がしてきた。
死ネタって、ちょっと安直というか、あまりにも定番すぎて芸がないよな……
クラシックな様式美って、書くことも読むことも容易いけど、想定内すぎてつまらないというか。
想定内すぎてつまらない物語といえば……
書店の一角に積まれた、やたらとタイトルに「君」「きみ」「僕」「余命」とかの単語が入る本たち。
表紙は、儚げな淡い色彩で描かれている。
制服を着た一対の男女。
男目線で、現代日本が舞台の物語。
だいたいヒロインが難病で、そのうち死ぬ!!!
『消えゆく君と僕の〇〇』みたいなタイトル。読む前から「あ、女の子が死ぬんだ」って予測できてしまうヤツ。
冷笑気味に雑な説明をしたが、別にそのテの物語が嫌いなわけではない。ちょっと読んだこともあるし。アレは初見なのに、なぜか日本の昔話を読んでいるような安心感がある……
「このシーンは泣きどころですよぉ」みたいな作者の明け透けた指示。私の場合は、これへの腹立たしさが、安心感を上回ってしまうだけでェ……
だから、べつに話の内容自体にケチをつけたいわけじゃない。
予測と安心のシステムは、日常生活では大変ありがたいモノだ。創作とか芸術鑑賞、娯楽の場面では邪魔でしかないけど。
あるいは、機会の喪失。
数年前、東北を一人で旅行していたとき、いつもの牛丼チェーン店で夕飯を済ませてしまったことがある。微妙な判断だったと、今でもたまに思い出す。
「君と僕のさよなら」系作品を読んでいて、現代が舞台の古典作品を読んでいるみたいな安心感がある、という私の感覚はたぶん間違っていないかも。
イザナミ神話。夫婦のうち、女のほうが死ぬ話。死んだ女と遺された男。女の命が、花みたいに儚いのは、なんだろうね、コノハナサクヤヒメの要素かな。
映画館の予告で「君と・僕の・最後の恋♡」みたいな作品が流れると、「また似たようなモノ作ったのかよ」って辟易する。けれど、仕方ないのかもね。名作古典、あるいはそのストーリーラインって何度掘り起こしても一定の面白さが約束されているものね。躊躇なく読める。
某金曜映画館によると「春はジブリ!夏はジブリ!秋はジブリ!冬はジブリ!」だから。
多くの人にとっては、何回でも咀嚼したいテーマなのかもしれないけど。
私は、あのジャンルの本を一冊読んでしまえばもう一生読まなくていいかな!
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